【NBA】NBA歴代垂直跳びランキングと最も素早い選手ランキング。模範を示すNBA最長老たち。ドラフトコンバイン参加義務化で増える苦労と楽しみ。
過去記事からの流用ですが
Sportskeedaによる歴代Max vertical leap(助走ありの垂直跳び)ランキングは以下。
ドラフトコンバインでの歴代Max vertical leapランキング。2022/5/19時点。
2023ドラフトコンバインでのMax vertical leapランキング。
ドラフトコンバインは雑に説明すると「ドラフト候補の見本市」です。身体測定、シューティングドリル、医学検査、練習試合、面接などを行います。
なんですけども、上位指名が確実視されているトッププロスペクトは参加しないのが慣例となっていました(全員ではないですし、部分的に参加するトッププロスペクトも僅かにいました)。
上位指名が確実な選手はわざわざ評価を下げるリスクを負いたくないですし、自身の身体能力・医療情報・スキル他諸々、下手すれば弱点だって各チームに共有されてしまうんですから、選手としては当然っちゃ当然の選択です。
ところがどっこい、新しいCBAにより2024年から「ドラフトに参加するにはドラフトコンバインへの参加が必須」となります。
選手として参加したくないのは当然だとしても、チームやリーグにとっては困りものです。コンバインに参加せず、選手やエージェントが事前に特定のチームと密約を交わして任意のチームに行きやすくする不正の温床にもなり得ました。
勿論ドラフト候補全員に全てのプロセスが義務化されるわけではなく、1位指名が予想される選手は10位内指名権を持つチームまでにしか医療情報が共有されない、怪我をしている選手・海外リーグでプレイしている選手には一部免除を認める等々、細かく配慮やルールが定められています。CBA全文へのリンク CBS記事へのリンク
私としましては非常に有難いです。
今は過去のドラフトコンバイン成績を眺めても、現在のスター選手の名前は殆どありません。歴代のMax vertical leapや lane-agility time他(※)の記録を調べてみても、気になる選手の名前はほぼなくてガッカリする事が多いです。
豊作と名高い2018ドラフト組のドラフトコンバインでの各種記録。
NBA入り前のジャ・モラントの垂直跳びの高さやディアロン・フォックスのスプリントの速さとか、そーいうのって調べるだけでワクワクしますので2025以降にNBA入りした選手に関してはその楽しみが増えそうです。
※:来季以降のドラフトコンバインで一般公開される測定項目はわかりませんが、現在は身長(靴ありと靴なし)、体重、スタンディングリーチ、ウィングスパン、シューティングドリル、フットワークテスト、スプリント・垂直跳び測定、約84キロのベンチプレス回数の結果が公開されています。
ドラフトコンバインを体験取材した貴重な動画へのリンク 実際のシューティングドリルを映した動画へのリンク
ちなみに、Hoopshypeによる「ドラフトコンバインで最も素早かったスター選手」ランキングは以下。 Lane-agility timeとThree-quarter sprint timeの合計の短い順で決定。
続いて
デビッド・リー:13.99 seconds
ケンバ・ウォーカー: 14.03 seconds
ラッセル・ウェストブルック: 14.06 seconds
カルロス・ブーザー: 14.08 seconds
デロン・ウィリアムズ: 14.08 seconds
デビン・ハリス: 14.22 seconds
アンドレ・ドラモンド: 14.22 seconds
ジェームズ・ハーデン: 14.23 seconds
ジェフ・ティーグ: 14.23 seconds
クレイ・トンプソン: 14.23 seconds
ブラッドリー・ビール: 14.23 seconds
ブレイク・グリフィン: 14.23 seconds
ジミー・バトラー: 14.27 seconds
クリス・ポール: 14.31 seconds
ドワイト・ハワード: 14.35 seconds
アンドレ・イグダーラ: 14.35 seconds
ステフィン・カリー: 14.35 seconds
以上。
各年の身長・垂直跳び他各種身体能力テストの上位者を眺めてみても、NBAで生き残れた選手は非常に稀。覚えのない名前も多いです。当たり前ですが、身体能力が秀でているだけでは各チームフロント・コーチの御眼鏡にはかなわないようです。NBA公式ドラフトコンバイン結果ページへのリンク
逆にドラフトコンバインでのケビン・デュラントはベンチプレス1回も持ち上げられないし、垂直跳びもフットワークも下位。
しかし、2位指名でNBA入り後は言わずもがなの大活躍で、来季17年目の大ベテラン。
やっぱりドラフトコンバインの数字も面白いです。これからも楽しみにしております。
それにしても時が経つのはあっという間。ベイビーフェイスアサシンも15年目で35歳ですもんね。
その反面、アンドレ・ドラモンドがまだ30前だってのはいつ聞いても脳がバグります。(2023/8/10に30歳となります)
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
つい先ほど、カナダがワールドカップのトレーニングキャンプロスターを発表。
2023シーズンは大怪我明けのシーズンでさらにファイナルまで出場したジャマール・マレーがいるのにビックリ。
ここから最終的には12人になります。誰が残るにせよ、頑張って下され。