【NBA】Possあたりでのファウル・FT数グラフとテクニカルファウルランキングと2月を境に起きたNBA2024の急激な変化と今後影響を受けるかもしれないチーム・選手たちと。
今季2024シーズン、多くの得点記録が生まれました。
今季2024、1試合最多得点ランキング。以下全て2024/3/25時点。
2014~2024、各種リーグ平均。
ところが今年の2月以降、各チームの平均得点やFT試投数が顕著に減少しているってんで各所で話題になっております。
「何故そうなったか」については上記引用元:The AthleticのSeth Partnowさんが考察・分析していますんで興味のある方はリンク先を見て頂くとして、
本記事ではフリースローとファウルに関するデータでも眺めてみましょう。
今季2024、100ポゼッションあたりでのファウルドロウン数(ファウルをもらった回数)とフリースロー試投数グラフ。
今季2024、75ポゼッションあたりでのファウルドロウン数とフリースロー試投数グラフ。800分以上出場選手対象。
リーグ・オフィシャル組合が公式に「ファウルコールの基準を変更しました」とアナウンスしたわけではないので、今後どうなるかはわかりませんし、一概に彼らのフリースローが減少するとも言えません。ただ、もし本当にファウルコールの基準が変わったのなら(もしくは得点・フリースローを少なくする意図が続くのなら)、フリースローの多いチーム・選手の得点には何らかの影響が出るかもしれません。勿論そうなったらなったで各チーム・選手もアジャストするでしょうし、そこ含め注目するとしましょう。
逆に恩恵を受けそうな選手、つまり「ファウルトラブルに悩まされる事の多い選手」も見てみましょう。
今季2024、75ポゼッションあたりでのファウルをした数とファウルトラブル率(※)のグラフ。
※:ファウルトラブルに陥った試合の割合。
・第1Qで2~5ファウル
・第2Qで3~5ファウル
・第3Qで4~5ファウル
・第4Qで4~5ファウル
・オーバータイムで5ファウル
となった際に「ファウルトラブル」とカウントされます。(BBall Index上の定義では)
インテリアディフェンスやクランプ(抜かせないディフェンス)に長けたディフェンダーはファウルトラブルになりやすい傾向があります。ファウルコールが少なくなれば、上記画像で言うとルー・ドートやディロン・ブルックスのPOAディフェンス・ペリメーターディフェンスは今後より強力になるかもしれませんね。
ちなみにルディ・ゴベアとドリュー・ホリデーはエリートなディフェンスをしながら、その割にファウルトラブルが少ないという稀有な存在です。
2015~2024ゴベアのファウルトラブル率。
2014~2024ホリデーのファウルトラブル率。
意地悪な比較になりますがジェイレン・ジャクソンJrのファウルトラブル率はこんな感じ↓。
ファウルコールやフリースローの話題は、何と言うか、陰謀論的な意見・感想も呼びがちで若干取り上げづらいんですけども、バスケにおいて非常に大きな要素ですし、今年2月以降の変化を良いキッカケと捉え今回記事にしてみました。(個人的に思うところはありますが面白い話でもないので省略)
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
今季2024、テクニカルファウル数ランキング。
16回目から出場停止がつきますので皆様気をつけて頂いて。アドレナリンやらを脳内から分泌させてるとどーしても難しいらしいですけど。
テクニカルファウルの罰金・出場停止規約。