長年コービー・ブライアントとレイカーズの“秘密兵器”を務めていたDr.ジュディ・セト、チームを去る。

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長年コービー・ブライアントとレイカーズの“秘密兵器”を務めていたDr.ジュディ・セト、チームを去る。

今年4月と少し古い話ですが、個人的に昨季レイカーズで一番ショックだったかもしれない出来事なので書き残しておきます。

下の写真右側の女性がDr.ジュディ・セトです。

©Ezra Shaw / Getty Images

以下親しみと敬意を込めて“セトさん”と表記させて頂きます。

セトさんは20年以上にわたってレイカーズの理学療法士やコンディショニング部門のディレクターなどを務めてきました。特にコービーとの信頼関係は有名で、コービーの選手としての長寿はセトさんの功績も大きいとされています。

セトさんの本業はPT(理学療法士)、スポーツ業界においても怪我の予防やリハビリなど“選手の身体能力の維持”のために働く重要な職業です。

セトさんは非常に勤勉な方で、UCLA、スタンフォード大学、テンプル大学などのPT・心理学の修士号や博士号他多くの資格を取得。

しかし本人は

「経歴や資格が人間を賢くしてくれるわけではありません、常に知識ベースを改善しようとすることが大事です」

との名言を残しています。

コービーと言えば自他共に対して厳しい労働倫理、マンバメンタリティでも有名。そんなコービーがセトさんの中に“自分と同じ何か”を見つけたのも不思議ではありません。

コービー現役時のある時、コービーはセトさんにこう訊ねました。

「……それで、次は何?君はいつだって勉強しているはずだ。今は何を勉強しているんだ?」

セトさんは答えます。

「誰に向かって言っているの?あなたこそ毎年試合に新しいモノをもたらし、自分自身を成長させるはずでしょう?」

これを聞いて、コービーは満足そうに頷いたそうです。

また、二人ともハリーポッターが好きで身体や怪我の問題に対処している時には、コービーは彼女をハーマイオニーと呼び頼りにしていました。二人とも可愛い。

セトさんがチームを去った理由・契約が延長されなかった詳しい理由は私が調べた限りではわかっていません。
本人の希望なのかそうでないのかも。

一人のNBAファンとして、ひとまずは「お疲れ様でした、ありがとうございました」と言いたいです。

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