ESPNとThe Ringerによる今季’23TDL全トレードのグレード評価&勝者と敗者はどこなのか。
一昨日の記事↓から引き続き、ESPNとThe Ringerのトレードデッドライン(以下TDL)評価を紹介。
まずはESPNのKevin Peltonケビン・ペルトン記者による各トレード評価。
A~Dのグレード評価。Aが高評価。()内は主だった獲得選手と指名権。
サンズ(ケビン・デュラント、TJ・ウォーレン獲得)⇔ネッツ(ミカル・ブリッジズ、キャム・ジョンソン、ジェイ・クラウダ―、4つの1巡目指名権獲得):サンズA、ネッツB
※何やかんやありましたが、とりあえずトレードは完了。ゲイリー・ペイトンⅡの欠場期間に関しては続報待ち。
ウォリアーズ(ゲイリー・ペイトンⅡ獲得)⇔ピストンズ(ジェームズ・ワイズマン獲得)⇔ホークス(サディック・ベイ獲得)⇔ブレイザーズ(ケビン・ノックス、5つの2巡目指名権獲得)の4チーム間トレード:ウォリアーズB、ピストンズC-、ホークスA、ブレイザーズC+
レイカーズ(モー・バンバ獲得)⇔マジック(ベバリー、1つの2巡目指名権獲得):レイカーズB-、マジックB+
セルティックス(マイク・ムスカラ獲得)⇔OKCサンダー(ジャスティン・ジャクソン、2つの2巡目指名権獲得):セルティックスB+、OKCサンダーB+
ナゲッツ(2つの2巡目指名権獲得)⇔クリッパーズ(ボーンズ獲得):ナゲッツC+、クリッパーズB+(正式にはレイカーズとマジックを含んだ4チーム間トレード)
バックス(ジェイ・クラウダ―獲得)⇔ネッツ(2つの2巡目指名権獲得)⇔ペイサーズ(ジョージ・ヒル、ジョーダン・ヌウォラ、サージ・イバカ、3つの2巡目指名権獲得)の3チーム間トレード:バックスB+、ネッツB、ペイサーズB+
クリッパーズ(エリック・ゴードン、3つの2巡目指名権獲得)⇔グリズリーズ(ルーク・ケナード獲得)⇔ロケッツ(ダニー・グリーン、ジョン・ウォール、1つのスワップ権獲得)の3チーム間トレード:クリッパーズC、グリズリーズB、ロケッツA
クリッパーズ(メイソン・プラムリー獲得)⇔ホーネッツ(レジー・ジャクソン、1つの2巡目指名権獲得):クリッパーズA-、ホーネッツB
ナゲッツ(トーマス・ブライアント獲得)⇔レイカーズ(デボン・リード、1つの2巡目指名権獲得):ナゲッツB+、レイカーズA-(正式にはクリッパーズとマジックを含んだ4チーム間トレード)
ペリカンズ(ジョシュ・リチャードソン獲得)⇔スパーズ(デボンテ・グラハム、4つの2巡目指名権獲得):ペリカンズB+、スパーズB
サンズ(ダリアス・ベイズリー獲得)⇔OKC(ダリオ・サリッチ、1つの2巡目指名権獲得):サンズB、OKCサンダーB
ブレイザーズ(マティス・サイブル獲得)⇔シクサーズ(ジェイレン・マクダニエルズ、2つの2巡目指名権獲得)⇔ホーネッツ(スヴィ・ミハイルーク、2つの2巡目指名権獲得)の3チーム間トレード:ブレイザーズA、シクサーズA-、ホーネッツC+
ホークス(ギャリソン・マシューズ、ブルーノ・フェルナンド獲得)⇔ロケッツ(ジャスティン・ホリデー、フランク・カミンスキー、2つの2巡目指名権獲得):ホークスB、ロケッツB
ラプターズ(ヤコブ・パートル獲得)⇔スパーズ(ケム・バーチ、1つの1巡目指名権、2つの2巡目指名権獲得):ラプターズB+、ズパーズB+
ニックス(ジョシュ・ハート獲得)⇔ブレイザーズ(キャム・レディッシュ、シヴィ・ミハイルーク、ライアン・アーチディアコノ、1つの1巡目指名権獲得):ニックスB-、ブレイザーズB+
レイカーズ(マリーク・ビーズリー、ディアンジェロ・ラッセル、ジャレッド・バンダービルト獲得)⇔ウルブズ(マイク・コンリー、ニッケル・アレクサンダー・ウォーカー、3つの2巡目指名権獲得)⇔ジャズ(ラッセル・ウェストブルック、ホワン・トスカーノ・アンダーソン、デイミアン・ジョーンズ、1つの1巡目指名権):レイカーズB、ウルブズB-、ジャズA-
キングス(ケスラー・エドワーズ獲得)⇔ネッツ(未定):キングスB+、ネッツB+
スパーズ(ドウェイン・デッドモン獲得)⇔ヒート(キャッシュ獲得):スパーズB、ヒートB+
ネッツ(ドリアン・フィニー・スミス、スペンサー・ディンウィディー1つの1巡目指名権、2つの2巡目指名権獲得)⇔マーベリックス(カイリー・アービング、マーキーフ・モリス獲得):ネッツB+、マーベリックスD
レイカーズ(八村塁獲得)⇔ウィザーズ(ケンドリック・ナン、3つの2巡目指名権獲得):レイカーズC、ウィザーズB+
以上。詳細な評価内容が知りたい方はこちらへ→記事へのリンク。
次はThe RingerのMichael Pina記者による評価。各チーム・選手をWinner勝者とLosers敗者に分けて評価しています。
以上。
一昨日の記事と合わせて、The Athletic、ESPN、The Ringerの3つのメディア、3人の記者による評価をざっくりと紹介しましたが、実に「三者三様」。詳細を読むと、判断基準にも違いがあって面白いです。
実際の評価というか、トレードの成否はバイアウト市場との兼ね合いも含めて時間をかけて出るものですし、その時間の中で「成功扱い」になったり「失敗扱い」になったり二転三転です。近年のネッツが良い例ですね(「ネッツは失敗した」と言ってるんじゃあないですよ、一時的な評価はコロコロ変わるって事です)。
ちなみに、昨季TDLでのドマンタス・サボニス⇔タイリース・ハリバートン、バディ・ヒールドのビックリトレードへのKevin Peltonケビン・ペルトンによる当時評価はキングスD+、ペイサーズAでした。記事へのリンク
今後どーなる事やら。
今回はこの辺で。ではまた。