【NBA】スタッツ・指標で見る“アイソレーション”の得意な選手&チームランキング。オフボールグラビティとシューターとフィニッシャーの関係性。
NBA2023レギュラーシーズン、チームのアイソレーションオフェンス割合TOP15。
Bottom15。
選手のアイソレーション割合TOP18。
アイソレーション(以下Iso)は見ていて非常にわかりやすいプレイだからか、選手やチームの特徴を語る際によく出てくる単語です。Isoが得意で多くこなす選手は人気も出やすいよう思います。
2023シーズン、横軸Total Isolations/75(75ポゼッションあたりでのIso回数)と縦軸Total Isolation Impact(Isoでどれだけ効率良く多くの得点をしているかを表す指標)の散布図。1000分以上出場選手対象。計算式その他詳しくはこちらへ
2017から2022シーズンを対象にするとこんな感じです↓。
2018から2020までのジェームズ・ハーデンは名実ともにIsoキングでした。特に2019。
2019レギュラーシーズン、Isoポゼッション数ランキング。
しかし、数字を見ると「意外とIsoやってないな」って思います。
ハーデン、ルカ・ドンチッチ、デマー・デローザン、ケビン・デュラント、カイリー・アービングらはIsoプレイヤーとして名を馳せていますし、なんだったら毎回Isoやってるくらいの印象ですけど、実際はアイテストでの印象よりもずっと多才なプレイをしているようです。
Iso、2メンゲームなど目立つプレイばかりに印象は引っ張られがちですが、来季2024はIsoが得意な選手・Isoが多いチームのIso以外の部分・目立たない部分にも積極的に注目していこうと思いましたです、はい。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
Total Isolations/75とOff-Ball Gravity(オフボール時のディフェンス吸引力を表した指標)の相関関係を調べてみたら、目立つ傾向は見受けられませんでした。
Isoを多くこなす選手より、キャッチ&シュート3Pの上手い選手の方がオフボール時は警戒されがちなようで。
右上にクレイ・トンプソンがいて左下にケボン・ルーニー。
クレイ(とステフ)がディフェンスを引きつけて、ルーニーがインサイドでイージーショットをしっかり決める光景が目に浮かぶ良いグラフ。
ステフ&ウィギンズ不在でのホークス戦ブザービーターも良き。
流石サムライ。