複数のNBA:TOP100選手ランキングから考える「選手個人ランキングの傾向と方法論」、と見せかけた何か。/ジャマール・マレー、ヨキッチ、ヤニス、デュラント、ステフィン・カリー、ドンチッチ、エンビード、テイタム、レブロン
以前ESPNによるTOP100選手ランキングを記事↓にしました。
そして以下画像はfadeawayworldのNick Mac記者による「’23TOP100NBA選手」の画像。2022/10/23時点。
以下はsportingnewsのStephen Noh記者による「各チームの予想スターターポイントガード」ランキング。
私はランキング記事が好きです。昔っから「誰が一番凄いのか」みたいな話題には心を躍らせます。あーだこーだ喧々諤々と楽しんでいるわけですが、この手の定義が曖昧だったり大雑把な選手ランキングには、よく見られる傾向があります。
その傾向とは「独力でのショットクリエイトに長けた選手」を高く評価し、「シナジー(相乗効果)を生みやすい選手」を低く評価する傾向です。(それが悪い/間違っている事だとは全く思いません)
スターと呼ばれる選手は大抵独力でのショットクリエイト/セルフクリエイトに長けています。そういった選手が多すぎて困る事はありません。相手は守りづらくなりますし、別のスターが怪我をした時の保険にもなります。
ただボールは1つしかありません。
もし同チームに3人のスターがいたとしましょう。
その中の1人は確率の高いショットクリエイトが出来る「非常に効率の良いスター」。
しかし他の2人は「さほど効率は良くないスター」だったとしたら?しかも、その2人がスターであるが故に多くボールを持ちたがる、さらにオフボールでの動きには長けていないとしたら?
その2人の「さほど効率は良くないスター」の代わりに、セルフクリエイトには長けていないがオープンショットの確率が高く、1人の「非常に効率の良いスター」が生んだギャップ/スペースを有効活用できる「シナジーを生みやすい選手」を同チームに置いた方が勝ちに繋がる気がしませんか?
そうなった時、「さほど効率は良くないスター」と「シナジーを生みやすい選手」どちらが良い選手なのでしょうか?
・・・・・・・つまり何が言いたいかというとですね
私の好きな選手たちが低過ぎるんじゃい!
はい、つらつらと御託を並べましたが100%私情です。だって好きなんだもの。
とりあえずジャマール・マレー。バブルでの活躍抜きでも’21ジャマール・マレーの怪我前のスタッツこれですよ↓。※画像クリックで拡大
ヨキッチとオフェンスでの相性/2メンゲームが素晴らしくて、ヨキッチとマレー両方がコートにいる時のナゲッツのOffRtgは124.9。ポゼッション数2696でNetRtgも11.8と超高水準、ディフェンスがどうとかのレベルじゃなかったんです。
参考までにKD、ハーデン、カイリー3人揃った’21ブルックリン・ネッツのOffRtgが123.5、NetRtgが11.4です。(参照元:Cleaning the Glass)
だからと言って「マレーはハーデンやカイリーより上だ」と言ってるんじゃあないんです。
ただマレー(とモンテ・モリス)は互いが互いの助けになれて邪魔にもならない、NBA屈指のシナジーを持ったデュオの片割れ/ヨキッチの相棒(モンテは元)でプレイオフでも結果出してたはずでしょうに、何故に○○やアイツやソイツの下になるのか、まったくもって解せんです。
他にもスティーブン・アダムズやヤコブ・パートルが入っていないのにアイツは入っていて、オレがあいつでアイツがおれで
・・・・・・・こんな感じで喜怒哀楽を露わにしながらあれやこれやと他人様の作ったランキングを楽しんでおります。若返った気にもなっております。サンキュー、ランキング作る人。(マレーは怪我で長いことプレイしてませんでしたから、多少は低くなるのもやむなし、とも思っております)
いやしかしスティーブン・アダムズとヤコブ・パートルが入っていないのにはやはり・・・・
これ以上は見苦しいだけなので、今回はこの辺で。ではまた。