NBA’23オフェンスへの影響度が高いシューティングガードとトラップゲーム。/ブッカー、エンビード、ヨキッチ、デローザン、ドノバン・ミッチェルetc.
“Trap Game”「トラップゲーム」
※:Trap Game。スポーツコミュニティでよく聞かれる俗語です。
格下とされる相手や相手チーム主力に欠場者がいる時など、油断を誘いやすかったり準備不足・対策不足を招きやすそうな試合に対して使われます。
勝負事に油断は禁物。「勝って兜の緒を締めよ」とはよく言ったものです。
連勝が途切れる時は、いつだってあっけないです。同時に衝撃的です。
最近の出来事で言うと、ミルウォーキー・バックスの1/23~3/1の16連勝は、ホームで第3Qに18点差をつけながら、4Qだけで48点取られシクサーズに逆転負け。
ニューヨーク・ニックスの2/11~3/5の9連勝はラメロ・ボール不在のホーネッツに止められました。
ウォリアーズの2/24~3/3の5連勝は、ステフの復帰試合でレブロン・ジェームズ不在のレイカーズに止められました。
・・・・・そして本日2023/3/11。NBA史上最長記録が29で途絶えました。
ニコラ・ヨキッチによるトリプルダブル試合でのチーム29連勝記録がスパーズを相手に途絶えました。
スパーズ(とレイカーズ、ホーネッツ、シクサーズ)に失礼ですが、文面だけ見ると少し驚いちゃいます。
内容は「勝つべくして勝ち、負けるべくして負ける」だと思いますけど。
2023/3/11現時点での最長連勝記録はシクサーズとサンズの4連勝。
シクサーズは本日の試合でエンビードのとんでもなく御見事なゲームウィナーが飛び出しましたし、こりゃあ勢いに乗って大型連勝になるかも?
サンズはケビン・デュラントの最短でも3週間の離脱が残念極まりない。けど私、こういう時こそデビン・ブッカーは高く跳べる選手だとも思います。こんな感じで↓。
・・・・・・・こういうこと書くと、またフラグ・ジンクスになっちゃいますかね?
ブッカーは怪我で今季39試合のみ出場ですけど、出場している試合では昨季から引き続き素晴らしいパフォーマンスなんですよね。今更ですが。
ブッカーの今季’23スタッツ一覧。2023/3/11時点。※画像クリックで拡大
レギュラーシーズン終盤になると、どうしても賞レースやプレイオフについての記事や話題が多くなりますけど、選ばれようが選ばれまいが、プレイオフに出ようが出まいが、選手の残したパフォーマンス・素晴らしさが変わるわけじゃあありませんし、引き続きブッカーにもスパーズらプレイオフから除外されたチームにも要注目です。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
BBall Indexのざっくりとした今季’23ブッカー評。※画像クリックで拡大
出場試合は少ないとはいえ、アイテストでも指標上でもオフェンスへのインパクトはリーグ屈指。
O-LEBRON(オフェンスへの影響度を表す総合指標)と身長のグラフ。SG登録選手対象。2023/3/11時点。
ドノバン・ミッチェルもこの身長でド派手なダンクも見せてくれますから、有難いですな。