【NBA】チケットの値段以上を提供するNBAチームの工夫とユーモア。タッチ数とOn-Ball%とUSG%の相関図。/マーベリックス、レイカーズ、キングス、ウォリアーズ、セルティックス、ペイサーズ、ドンチッチ、ヨキッチ、ステフィン・カリー、ニックス、クリッパーズ

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【NBA】チケットの値段以上を提供するNBAチームの工夫とユーモア。タッチ数とOn-Ball%とUSG%の相関図。

私、普段試合を観る際、ハーフタイムやタイムアウト中は早送りしちゃう事が多いです。試合を沢山観ようと思うと、どうしてもどこかで時短しないといけませんので。

ただ、LIVE視聴だったり、試合の少ないプレイオフ中は会場や放送局の様々な企画・催し物を楽しんでおります。

僅かながらに現地の空気感を感じられる“KARAOKE CAM”(お客さんにカラオケさせるカメラ)とか

咄嗟にこのテンションに持ってけるの凄い。

“DANCE CAM”(踊ってもらうカメラ)とか“KICKS CAM”(履いてる靴を披露してもらうカメラ)とか、「楽しそうでええなぁ」と思います。

昔、「今度父と初めてNBAの試合を観に行きますが、気をつけた方が良い事ってありますか?」って子供がいて、「“KISS CAM”に映った時はためらうな」とアドバイスする人もいました。(アカン)

クリッパーズオーナーのスティーブ・バルマーとマーベリックスオーナーのマーク・キューバンを画面越しにキスさせようとした“KISS CAM”。ノリノリのバルマーさん超好き。渋々投げキッスで応じるキューバンも結構好き。動画へのリンク(5:07あたり)

“What’s In The Box”といって、中身の見えない箱に手を突っ込んで中身を当てるゲーム(日本のお笑い芸人さんでよく見るヤツ)を選手にやらせると、大体リアクションは世界共通ですね。超人たちもやはりビビる。

TNTの企画でやったチャールズ・バークレもビビってましたし、ケニー・スミスもガチのトーンで嫌がってました。リンク

けどペイサーズのベネディクト・マサリンはガッツリと蛇(オモチャ)を握りに行ってて、「やっぱ強心臓なんやな」と感心したり。リンク

教師、軍人、消防士など地域コミュニティに貢献している方をコート中央に招いて、敬意を示す事もあります。

コロナ禍ではラプターズが“Masked Hero Ranking”「マスクをしたヒーローランキング」と題して、スパイダーマンやバットマンを並べていって1位に医療従事者を持ってくる粋な演出もしていました。(2021のラプターズ戦で見られます)

チーム・選手についての雑学紹介やクイズも多いです。選手参加型のクイズでは皆ノリも良い。

選手の小さい頃の写真を見て誰かを当てるクイズ。
↑の写真の答えはタッコ・フォール。マーカス・スマートとジェイレン・ブラウンは「ヤツは身長2mで生まれたはずだ」と爆笑。動画へのリンク
ダンスと歌声を聴いて誰かを当てるクイズ。
某3P上手い人の貴重な歌声が聴けます。動画へのリンク

オーランド・マジックの実況解説は毎試合“Is This Anything? ”と題して一風変わったNBAトリビアを紹介してくれます。

「明日使える豆知識」から

マジックで10ast以上0tovを記録した選手たち。

「一生使わなそうな豆知識」まで色々です。

元の映像は見つかりませんでしたが「NBA史上最も長い名前を持つ選手たち」。
短いのはBol Bol とYao Mingあたりですかね。

ハーフタイム中には地元の方たちにコートを開放して試合をさせたり、レッドパンダにショウをしてもらったり、

ダンスパフォーマンスも多いですね。

私お気に入りのダンスユニット“REMOTE KONTROL”。動画へのリンク

ニックスのホームコート、マディソン・スクエア・ガーデンでの試合では有名人が訪れる事も多く、度々紹介されています。

いるのが当たり前すぎて今更紹介されない有名人もいますけど。

熱狂的ニックスファンの映画監督スパイク・リー。

他チームも引退した選手が応援に訪れている際にはアナウンスをしてくれて、懐かしい気持ちになります。

2021ペイサーズの試合に訪れたアントニオ・デイビス。
90年代ペイサーズのインサイドワークを担った左デイル・デイビスと右アントニオ・デイビスのデイビス・ブラザーズ(血縁関係はないです)。ゴッツいんだけど笑うと可愛くて、そこがまた好きでした。

「NBAバスケ凄ぇ」ってのは勿論、「エンターテインメント大国だなぁ」としみじみ感じます。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

いつもと毛色が違う記事でガッカリした方もいらっしゃるかもしれませんので、記事とは全く関係ないデータをいくつか。

2023レギュラーシーズンTouches/Game(試合あたりでのタッチ数)とOn-Ball%(その選手がコートにいる間ボールを持っている時間の割合)の散布図。1000分以上出場選手対象。

ボールのタッチ数とオンボールの時間は必ずしも正比例してないですね。
ちなみに、ドリブルを突くたびタッチ数がカウントされるわけではありません。2回ついてからシュートを打とうが10回ついてから打とうがタッチ数は1回とカウントされます。

上記二つとUsage Rate%(※)の散布図。

もう一つ特に意味のないオマケ

2023プレイオフ、対ウォリアーズ戦でロニー・ウォーカーⅣが大活躍した時に作られたもの。

意味はないけど何となく楽しい。特にレイア姫AD。

元ネタ。

※:Usage Rate%。USG%。ざっくり言うと、「その選手がコートにいる時にシュートを打つorターンオーバーする割合」。
よく「使用率」と訳されたり、「負担の多さを表している」と説明されてるのを見かけますが(私も面倒な時はそうします)、語弊があります。
下記計算式を見ればわかる通り、USG%はあくまでFGA/FTA/TOVをする頻度にだけ焦点を当てたスタッツです。
なのでキャリア後期のクリス・ポールのようなファシリテーター(パサー寄りのプレイメイカー)はプレイへの関与率(使用率)や負担が大きくともUSG%は少なくなります。2022シーズンで言うとクリス・ポールのUSG%は19.7%でリーグ98位、同チーム内でもジャベール・マギーやキャム・ペイン以下です。

「USG%が高い選手を使用率/負担の大きい選手と見なす事は全くもって大間違い」とまでは言いませんが、「低くとも多くの使用率や負担を背負っている選手もいる」と思っておくと吉です。

計算式は以下。覚える必要はないです。
100*((Player’s Field Goal Attempts)+0.44*(Player’s Free Throw Attempts)+(Player’s Turnovers))*(Team’s Total Minutes)
/
((Team’s Total Field Goal Attempts)+0.44*(Team’s Total Free Throw Attempts)+Team’s Total Turnovers))*5*(Player’s Minutes)

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