NBA’23レギュラーシーズンも残り6~8試合。やはり気になる「残り日程の過酷さ」ランキング。/たまには普通に主要スタッツランキング。/エンビード、ドンチッチ、ハリバートン、JJJ、サボニス、アヌノビーetc.

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NBA’23レギュラーシーズンも残り6~8試合。やはり気になる「残り日程の過酷さ」ランキング。/たまには普通に主要スタッツランキング。/エンビード、ドンチッチ、ハリバートン、JJJ、サボニス、アヌノビーetc.

最近しょっちゅう“Strength of Schedule”「残り日程の過酷さ」(以下SOS)ランキング記事を上げてる気がして申し訳ないんですけど、気になるんですからしょーがない。

というわけで、2023/3/28時点での順位表と“Strength of Schedule”「残り日程の過酷さ」ランキングを見てみましょう。

ウェスト順位表。

イースト順位表。

TankathonによるSOSランキング。上位ほど残り日程が過酷とされています。

ウェストに絞ったSOSランキング。

イーストに絞ったSOSランキング。

前回2023/3/24はウェストの団子状態・混戦具合について書きました↓。

2023/3/28現在のウェストも油断ならない状況なのは同じです。
気になる変化は、マ―べリックスがホーネッツにまさかの2連敗で戦績でもSOSでも若干不利になった事でしょうか(本日のペイサーズ戦では勝利、ルカ・ドンチッチのレーザービーム付きで)。

本記事ではイーストに注目。イーストもウェストに負けず劣らず混沌の様相を見せています。

まずはシクサーズ。

シクサーズはシーズン前半に(SOS上では)楽な日程が偏っていて、2月以降のSOSランキングではずーっと上位。

にもかかわらず、3月頭から中旬にかけて8連勝を達成し、ロードレコードも好調。当ブログでも称賛の声を惜しみませんでした。

・・・・・・・別にジンクスしたつもり・フラグを建てたつもりはなかったんですけど、ここ5試合で1勝4敗。現在3連敗中でジェームズ・ハーデンとジョエル・エンビードの状態も些か黄信号。

ドック・リヴァースHC曰く。ハーデン(アキレス腱)は次戦マーベリックス戦での帰還に楽観的。エンビード(ふくらはぎの張り)は不確か。

シクサーズは現在第3シードで第4シードのキャバリアーズとは1.5ゲーム差。ただしタイブレーカーはシクサーズが持っているので、戦績が同じ場合はシクサーズが上位シードになります。

しかし、それを鑑みてもシクサーズは黄信号。なんせ残り日程が過酷。残り7試合にはバックスとセルティックスが含まれ、他相手も全てプレイオフ進出/上位シードを目指し血眼になってるであろうチームしかいません。

逆にキャバリアーズは残り6試合でニックスとホークス以外はプレイイン圏外のチームのみ。現在4連勝中とノリノリ。
シーズン最終盤で順位を上げてポストシーズンに突入すれば精神的優位にも立てるかもしれません。
ただ、勿論油断大敵。マジックとの2連戦は特に油断ならないと思います。マジックはシーズン後半にグッと戦績を上げ、大物食いも多い(セルティックスに今季3勝1敗他)ので個人的に大注目な対戦です。

余談ですが、ナゲッツで怪我がちになって以降、長い事シューティングスランプだったゲイリー・ハリスがマジックで静かにカムバックイヤーを過ごしてるのが涙が出るほど嬉しい。

今季’23の3P%44.3%は現在リーグ5位。シーズン後半に入り欠場も少なくなりました。
笑顔は誰でも素敵なもんですけど、ケンバ・ウォーカーとゲイリー・ハリスの笑顔は特に笑顔を誘う笑顔だと思います。

話を戻しまして。

シクサーズは残りレギュラ-シーズンでエンビードとハーデンに無理をさせたくはありませんが、仮に彼らを温存して第4シードに落ちるとなると、1st roundで第5シードと、2nd roundで第1シード(恐らくバックス)と当たることになります。
レギュラーシーズンで温存しようと思うと、プレイオフの早い段階で強豪と対戦して消耗する可能性が増す、そんなジレンマな状況です。ホームゲームの方が1試合多いのが唯一の救いかもしれません。

現在の状況はシクサーズにとって「耐え時」と言えますが、「サウナの後のコーヒー牛乳は世界一美味しい」のは周知の事実。キャバリアーズ共々熱戦を期待です。

イーストは現在6位ネッツと7位ヒート、8位ホークスと9位ラプターズが同戦績。

6位と7位ではプレイオフ進出が確実かそうでないかの大きな違いがあり、8位と9位でもプレイインで必要な勝利数が1勝か2勝かの大きな違いがあります。

ネッツはヒートに今季3勝0敗でタイブレーカーを所持。ホークスはラプターズに今季2勝1敗でタイブレーカーを所持。もう直接対決を残していないので、同戦績の場合は現在順位のまま優先されます。

SOSを見るとネッツとヒートも、ホークスとラプターズも然程違いはありません。というか、マジックやホーネッツ戦が残っている事でSOSは下がりますけど、前述のマジックや最近のホーネッツは好調で「楽観視してはいけない感」が強いんですよね。本来どこもそうなんですけど。

ネッツとホークスはタイブレーカーがある分若干有利ってくらいですかね。

というか4チーム全ての残り試合にシクサーズがいるのが尚更シクサーズへ災難な気がします。4チーム共シクサーズと因縁ありますし、モチベ―ションやお客さんの熱気も凄そうです。

レギュラーシーズンも残り6~8試合。エンビード、ハーデン、皆の健康を願いつつ、良い試合を期待しております。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

また順位表とSOSランキング眺めて終わりな記事では味気ないので、たまには普通に今季’23PPG他主要スタッツランキング(トータル数他も併記)。以下全て2023/3/28時点。※画像クリックで拡大

PPGランキング。

エンビードとドンチッチでデッドヒート。今季も欠場少なくジェイソン・テイタムがトータルでは1位。
30PPG越えが6選手。PPGは今後もインフレが続くんでしょうかね?

RPGランキング。

ドマンタス・サボニスがRPGでもトータルでも1位。親指の怪我を抱えながらも73試合出場。リアルタフガイです。

小さい頃はこんなに可愛かったのに。

父アルヴィダスの手がデカいから余計に小さく見えますな。

APGランキング。

ハーデンは現在規定未満のため未記載。

APGではタイリース・ハリバートンが1位。開幕前NBA Universityが予想してた時は半信半疑でしたが、お見事です。
トータルではトレイ・ヤングが1位。このまま行けば昨季から続き2連覇。あっぱれ。

SPGランキング。

オグアグア・アヌノビー、通称OG・アヌノビーが1位。トータルではデアンソニー・メルトンが1位。TOP6にラプターズから3選手が。恐竜は腕短いのにね。

BPGランキング。

ジェイレン・ジャクソンJrが1位。トータルではブルック・ロペスが1位。ブルック・ロペスは昨季’22背中の手術を経験。それでも今季73試合に出場&DPOY候補。かっこいい。

以上。

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