【NBA】新旧ライバル関係とリーグ平均の変動と歴代キャリアPPG&RPG&APGランキングと落ち着かないリバウンド数。
データ・逸話を添えながらのNBAお気に入り写真公開シリーズ第5弾。
11個のチャンピオンシップリングと共に笑顔を見せるビル・ラッセルの写真。これほど“偉大さ”と“愛嬌”を兼ね備えた写真が未だかつてあったでしょうか。
リアルタイムで見れなかった分、当時のプレイ映像や資料を漁り回っていた時期が私にはありまして、数少ないプレイ映像だけでなく、理知的なインタビュー内容にも胸をときめかせておりました。
そして引退後のウィルト・チェンバレンと一緒にいる時の笑い方が、もう言葉では表せないほどイイ感じなんです。笑顔を誘う笑い方と言いますか。動画へのリンク
超スーパーウルトラ負けず嫌いで豪快なイメージのあるチェンバレンも、ビル・ラッセルと一緒にいる時やビル・ラッセルについて語る時はすっごい優しそうなのも、これがまたイイ感じなんです。
我々は人々が言うライバルではなかった、ただ互いにプレイするのが好きだっただけです。友情と敬意に基づいた激しい競争がそこにはありました。激しい競争は我々を“永遠の友人”にしてくれました。
-ESPN記事『Russell remembers Chamberlain』より一部抜粋翻訳-
次。
昨季2023プレイオフから。デビン・ブッカーとケビン・デュラントと手前に弾むボール、これ以上ない一瞬を捉えた一枚。
ブッカーの「尊敬している相手でもコート上では遠慮しない・競争には手を抜かない姿勢」は相手選手・相手ファンにとっては「生意気な奴」かもしれませんが、言い換えれば「好敵手」でもあるはずです。味方にとっては言わずもがなの「良きチームメイト」。
ブッカーは誰が相手であろうと向かって行くもんだからチューしそうになってる写真が多いです。
ただ、この間の試合前にはドンチッチにお子さん誕生の祝福の言葉を投げかけたりで、ちゃんとナイスガイもやっとります。
ビル・ラッセルとウィルト・チェンバレンよろしく、激しい競争でもってまたNBAを盛り上げて下され。
その他チューしそうになってる選手コレクション。
あ、ついでにKDの個人的最高傑作写真はコレ↓です。
そして旧知のトレイ・ヤングによくわからん絡み方をするKD。
KDは超絶カッコいいプレイスタイルのくせに矢鱈とぼけた表情を見せるのがまたタマらんです。
今回のNBAお気に入り写真公開シリーズはこの辺で。ではまた。
余談。
NBA2024シーズンの平均得点は115.5、20年前の2004シーズンと比べると約22点も増えています。
2004シーズン、20PPGを越えたのは17選手。25PPG以上は28.0PPGのトレイシー・マグレイディのみ。30PPG以上はいません。
2024シーズン、現在20PPG以上は43選手。25PPG以上は17選手。30PPG以上は4選手。
戦術の変化、スキルの向上、ルール変更、オフィシャリングの変化等によって平均得点やOffRtgはここ20年で大きく変動しました。
なんですけども、平均リバウンド数はここ20年どころか40年近くあまり変わっていません。大体43±2の範囲内です。
アシスト数だったりFTの数だったり、時代時代によって大抵のリーグ平均には増減があって、「ペースの速さ」だけでは説明のつかない変動も沢山あります。なんですけどもリーグ平均リバウンド数は1980年以降めっちゃ落ち着いています。
・・・・1980年以降は落ち着いています。
はい。1980年以前、特に1960年代付近の平均リバウンド数は70±5くらいあってとんでもない事になってました。
いや、1960年代付近はペースが非常に早かったそうで(今と違い公式に計測されてはいません)、確かに平均得点も118点あたりで非常に高いんですけど、だとしたら尚更70近い平均リバウンド数は頑張り過ぎだと思いませんか?今現在2024シーズン平均43.7の1.5倍以上ですよ?それだけボックスアウトやらの攻防も多かったって事ですよ?「ペースの速さでスタッツが水増しされていた」ってレベルの話じゃないですよ。ペースが速けりゃそれだけ疲れるし怪我のリスクも増えるんですから。
鉄人過ぎませんかね、当時の方々。
・・・とまぁ、こんな感じでたまに古の偉人たちに胸をときめかしたりしてます。(誤解なきよう書いておきますが、「今の選手はソフト」とかそういう事が言いたいんじゃないです。色々と環境が違います故)
そんなわけで歴代キャリアRPGランキング。
1位ウィルト・チェンバレン、2位ビル・ラッセル、3位モーリス・ストークスの並び狂おしい程好き。
ついでに歴代キャリアPPGランキング。
歴代キャリアAPGランキング。
では。